2022年2月の逸品
伊沢美作守はペリー来航の時浦賀奉行の職にあり、林大学頭と共に日米和親条約の締結に当たりました。次いで下田奉行を命じらました。この自室の手紙は下田奉行支配組頭伊佐新次郎に宛てたものです。下田でペリーとの対応を終え、江戸に帰っていた美作守が次々に飛び込んでくる海外の情報に心を痛めている状況が偲ばれる貴重な資料です。伊佐に開港した下田の外国船からぜひ情報を集めて欲しいとのべ「本條寝ても覚めても心にかかり申し候」と結んでいます。
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