黒船来航により、日本で一番最初に港が開かれた街、下田の記念博物館

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鈴木真一の写真入り壺

鈴木真一の写真入り壺

2021年11月の逸品

この壺は下岡蓮杖の高弟の鈴木真一が自分の肖像写真と自己の経歴を、白磁の壺に約付け骨壺とした珍しいものです。真一は伊豆西海岸、岩地の高橋家に生まれ下田の鈴木家の女婿となり、慶応2年横浜で下岡蓮杖から写真術を学び、明治6年、横浜の弁天橋前で開業、翌年真砂町に移転しました。真一の写真技術は早くから高く評価され明治22年には天皇、皇后両陛下を撮影の栄に浴しています。

ハリス使用のコップ

2021年9月の逸品

幕末の安政3年(18576)7月、下田に着任したアメリカ総領事ハリスは食べ物で随分苦労した様子です。日本では牛・豚肉を食べる習慣が無く、鶏や卵をよく買い入れ、山鳥やウサギを捕まえています。牛乳もだめでしたが、ハリスが病気になり牛乳が滋養に良いとのハリスの懇願で、奉行所は農耕用の赤牛の乳を近隣の村々から2勺、3勺と集めました。人でが掛かり1合が1貫200文、今の1万円以上にもなりました。当時の請求書の控えがハリスの使用したコップとともに伝わっています。

徳川慶喜6才の書

2021年5月の逸品

徳川慶喜は江戸幕府第15代将軍。英明の聞こえが高く、水戸の徳川家から迎えられ一橋家に入り、幕末、攘夷か開国かで揺れる動乱の日本で将軍職に就きました。この書は慶喜6才の時の書で、論語の一節「仁者は山を楽しむ」とあり幼名の七郎麻呂にかわいい手形を押した珍しいものです。