1861年12月ころ=文久1年11月頃
下田生れ、育ちの下岡蓮杖(しもおかれんじょう)は日本写真術の開祖と崇められています。元々狩野派の絵描きですが写真術の取得を志し、苦難の末その術を極めました。
158年前の12月頃、下岡蓮杖は彼の描いたパノラマ絵86枚と交換に米人ジョン・ウイルソンから写真器材を譲り受けました。蓮杖はその写真器材で研究を進め写真撮影に成功し、野毛(現横浜市)で開業したのは文久2年末から3年始めでした。またウイルソンはこの交換したパノラマ絵をロンドンに運んで日本を紹介する展示会を開きました。