黒船来航により、日本で一番最初に港が開かれた街、下田の記念博物館

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太平洋に臨んで

2014年09月14日

ひさしぶりのブログの更新になります。

最近論文などを読んでいてようやく自分なりにしっくりときたことがありました。

なぜ、アメリカ合衆国の黒船は1853年に日本にやってきたのか。

19世紀中頃から、アメリカの西海岸はカリフォルニアを中心にゴールドラッシュといわれる炭鉱と都史の開発が盛んになります。

この歴史的事象が太平洋とどのような関わりをもつのかと疑問に思っていましたが、そもそもなぜそのような西海岸の開発が可能になったのかという問いを失念していました。

そもそもアメリカ合衆国は現在の北アメリカ全土を領有するようになったのは、この時期なのです。もともとは東海岸から独立した13の州から始まり、西へ西へとフロンティアを獲得していったからこそ、今日の西海岸と東海岸をもつアメリカ合衆国という国家が成立したのでした。

西海岸に進出して初めてアメリカは太平洋を臨むことができたのです。そこからアメリカはアジア・そして日本にまなざしを向けたのでした。

ひすとりえ