黒船来航により、日本で一番最初に港が開かれた街、下田の記念博物館

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なぜ「黒船」

2014年05月12日

16日から下田の一大イベント黒船祭りが始まります。なぜ「黒」船か?ご存じの方も多いとは思いますがちょっと解説を。
 
ペリー艦隊の船は木造船で腐食防止のためコールタールから作った「チャン」という防腐塗料を塗っていました。コールタールが原料のため黒色でしポーハタン号.jpgた。だから黒船です。いたって簡単です。それでも黒色一色では味気ないのか、或いは他の船と区別するためか、船首から船尾にかけて幅広の筋を入れている船があります(添付の絵のように)。下田に来たぺりーの乗艦ポーハタン号は赤色の筋、下田以前のペリーの乗艦サスケハナ号は白色の筋でした。
  黒船という用語はペリー艦隊が来航する前から使われていたようですが、ペリー艦隊には巨大な蒸気船が2艘あり、以後蒸気船を主に「黒船」と呼んだようです。ちなみに当時の日本の船は殿様の乗る御座船は化粧をしていたようですが。千石船など色は塗らず白木のままでした。(おがちゃん)